「A Tour of Go をやる!」シリーズの第4回目。
何時も通り「A Tour of Go」を進めます。
今回の内容は「Exported names」です。
お題は「Exported names(エクスポートネーム)」
こちらが該当ページ。
んでは詳しく見ていきます。
「Exported names」とは?
そもそものお話ですが、「Exported names」とは何だ?からですね。
お題ページには次の説明が書かれています。
Goでは、最初の文字が大文字で始まる名前は、外部のパッケージから参照できるエクスポート(公開)された名前( exported name )です。 例えば、 Pi は math パッケージでエクスポートされています。
https://go-tour-jp.appspot.com/basics/3
つまりこうですね。

小文字で宣言されたファンクションは、他所のパッケージから見えない。
先頭大文字で定義されたファンクションは、他所のパッケージから見える。
これを踏まえてサンプルプログラムを見てみましょうか。
サンプルプログラムを見る
関連箇所にコメントを入れたものです。
package main
import (
"fmt"
"math"
)
func main() {
// math パッケージの pi ファンクションを呼びたいらしい
fmt.Println(math.pi)
}
さて、実行してみると気づくと思いますが、このプログラムはエラーになります。
./prog.go:11:15: cannot refer to unexported name math.pi
(エクスポートされていない名前math.piを参照できません)
math.pi がエクスポートされていないよっ、というエラーです。
まぁ…、エクスポートされてないというか、外部パッケージのファンクションを参照するルールを守ってないんですね。
他所のパッケージ(main)からファンクション(math.Pi)を見るためには、先頭大文字がルール。
というわけでプログラムを修正してみます。
package main
import (
"fmt"
"math"
)
func main() {
// pi -> Pi に修正
fmt.Println(math.Pi)
}
今度は円周率が表示されました。
今度は正しく math.Pi (円周率を求めるファンクション) が動いたようですね。
さいごに
今回はパッケージ間におけるファンクションの参照可否のお話でした。
これはよくスコープ(範囲)と言われるものですね。
ファンクションのスコープ、変数のスコープ、など、見せる範囲といった意味でよく使われます。
別の言語では、パブリック(public)やプライベート(private)などと言ったりもします。
なんでこんな概念があるのかというと…
例えば、自分のパッケージ内だけで必要な処理や変数などを隠したりする為ですね。
そんなところで、また次回。٩( ‘ω’ )و
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