シリーズとしては多分最後かな?
前回構築した VMware Workstation Player 製の仮想マシンにOSをインストールしていきます。
CentOSの入手
まずは CentOS を手に入れます。
CentOS公式サイト
下記のURLが公式サイト。
https://www.centos.org/

ダウンロードページ
CentOSのインストール用ISOイメージはこちらからダウンロードできる。

下記画層で示したリンクから最新版は入手可能。
だけど、今回は過去のバージョンが欲しいのでアーカイブのページへ移動。

古いバージョンをアーカイブからダウンロード
ページ右にある “Older Versions” をクリックし、移動先で “then click here.” のリンクを開く。

“Download CentOS Linux ISO images”というページに移動したら、”Archived Versions” のセクション(ページの下の方)に移動。”Base Distribution” に過去にリリースされた CentOS のアーカイブリストがあるから、欲しいバージョンの行にある “Tree” リンクを開く。今回は 7.4 を選択。

“CentOS Vault Mirror” に移動したら、”isos” のリンクを開く。

続いて “x86_64/” のリンクを開く。

“CentOS-7-x86_64-DVD-1708.iso” をクリックしダウンロードします。

ちなみに他のリンクも CentOS インストーラーだけど、パッケージングされている内容やインストール形式が異なる。詳しくは README.txt 参照…、、、でも備忘録として下記表にメモ。(.torrent 拡張子のリンクは P2P のトレントを使ったダウンロード用ファイル)
ファイル名 | インストーラーのタイプ |
---|---|
0_README.txt | 説明書 |
CentOS-7-x86_64-DVD-1708.iso | 通常パッケージ |
CentOS-7-x86_64-Everything-1708.iso | CentOS Linux 7 の全パッケージ同梱版 |
CentOS-7-x86_64-LiveGNOME-1708.iso | GNOMEデスクトップ環境のテスト起動ができる版。 そのままインストールもできるが、パッケージはインストール後にしか変更できない。 |
CentOS-7-x86_64-LiveKDE-1708.iso | KDEデスクトップ環境のテスト起動ができる版。 そのままインストールもできるが、パッケージはインストール後にしか変更できない。 |
CentOS-7-x86_64-Minimal-1708.iso | 最小構成。 |
CentOS-7-x86_64-NetInstall-1708.iso | インストールに必要なデータを必要な分だけインターネットから入手する。 なのでダウンロードサイズは小さめ。 |
CentOSのインストール
CentOSのインストーラーを入手したので、前回作成した仮想マシンにインストール。
VMwareの起動
スタートから VMware を起動(スタートで “vmware” などと打ち込めば多分出るはず)。

CentOSのインストール
続いて CentOS のインストール。
インストール用ISOファイルの指定
インストールする仮想マシンを選択(①)し、仮想マシンの設定の編集(②)をクリック。

設定画面で「CD/DVD」を選び、「ISOイメージファイルを使用する」で先程ダウンロードしたCentOSのISOを指定。

仮想マシンの起動
先程と同様に仮想マシンを選択し、今度は「仮想マシンの再生」をクリック。

CentOSのインストール
仮想マシンが起動すると先程指定したISOを読み込み CentOS のインストールが始まる。
まずは VMware の黒い部分をクリック。これで仮想マシン内の操作に移るから “Install CentOS 7” を矢印キーで選び Enter。
ちなみに仮想マシンを操作中はキーボードやマウスを操作しても仮想マシン内の操作になる。なので Ctrl+Alt(あるいは Ctrl+G)を押せば Windows に復帰できる。

言語の選択で「日本語」を選択。

インストールの概要で「インストール先」に警告が出ていたので詳細を確認。

特に何もしていないが、インストール先を確認し(①)、完了(②)をクリック。

これで警告が消えたので「インストールの開始」をクリック。

インストールが動いている間に ROOT(管理者) のパスワードを設定。

パスワードを入力(①)して完了(②)。

一般ユーザーも作成。

フルネーム、ユーザー名(これはユーザーID)、パスワードを入力(①)したら完了(②)。

その後、インストールが完了したら「設定完了」をクリック。

設定の処理が完了したら「再起動」をクリック。

再起動が完了すると画像のようなログイン画面がでるので、先程パスワードを設定した ROOT でログイン(id: root/password: 設定したパスワード)。ログインできればインストールは完了。

さいごに
以上で VMware に CentOS がインストールできたので、このシリーズはおしまい。
ですが、ぶっちゃけ入れただけだし、この後は細かな設定やらパッケージのインストールやらがあるわけですが…、そこまでは書かないと思います。
そして、このシリーズ、書き始めちゃったからここまで進めましたが、、、実はこの構成ではダメだったんですよ。
というわけで、WSL2+CentOS系のLinux環境…、時間が取れれば環境作りながらでも書きたいと思います。
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