前回の続き。
2024年Amazonのブラックフライデーセールきっかけで注文したアップグレード用のPCパーツ類が届いたので早速組み込んで性能チェックをしてみた。
(2025/04/04 追記)
保留にしていたグラボを購入・換装したのでグラフィック周りの性能チェック結果を追記した。
購入したパーツ類
今回のセールで購入したパーツ類のまとめ。
種別 | 名称 | 概要 | ショップ | 価格 | セール終了後の 最安価格 |
---|---|---|---|---|---|
マザーボード | MPG B760M EDGE TI WIFI | MSI / mATX / B760 / DDR5x4 / PCIe5.0x16 / M.2×3(PCIe4.0x4) / Wi-Fi / S/PDIF | ツクモネットショップ | \13,979 | ¥13,979 |
CPU | Core i5 14600KF | Intel / 14Gen / 14C (Px6 / Ex8) / 20T / 5.3GHz / 125W | Yahoo ショッピング(ツクモ YAHOO店) | \36,942 ※PayPayポイント今すぐ利用での価格 販売価格は \38,156 | ¥37,180 |
CPUグリス | TF7 | Thermalright ※CPUブラケットのおまけ | - | - | - |
CPUブラケット | LGA1700-BCF BLACK | Thermalright / LGA1700 (Intel 12th/13th/14th) | Amazon(ドリス電子科学技術有限会社) | \1,099 | \1,099 ※掲載がないため購入店舗の現在の価格 |
CPUクーラー | MasterLiquid PL240 Flux White Edition | Cooler Master / 0-2300RPM / 32dBA | Amazon(e-zoa) | \11,565 | ¥11,565 |
メモリ | Crucial Pro Overclocking 32GB Kit (16GBx2) DDR5-6000 UDIMM Black | Crucial / DDR5 16GBx2 / 6000MHz | Amazon(アマゾンジャパン合同会社) | \12,860 | ¥13,480 |
ストレージ | P44 Pro (SSDPFKKW512H7X1) | SOLIDIGM / M.2 2280 / PCIe4.0 / r7000 / w4700 | Kaago(BESTDO!) ※Kaagoはカカクコムグループの通販サイト | \7,188 | ¥7,480 |
合計 | \83,633 | \84,783 |
保留にしていたグラボ(とその他不足パーツ)を購入したので下記追加。(2025/04/04 追記)
種別 | 名称 | 概要 | ショップ | 価格 |
---|---|---|---|---|
グラフィックボード(GPU) | ZOTAC GAMING GeForce RTX 5070 SOLID | ZOTAC / RTX5070 / GDDR7 12GB / PCIe5.0x16 / 250W / ROPs 80 | ARC | \108,799 |
メモリ | Crucial Pro Overclocking 32GB Kit (16GBx2) DDR5-6000 UDIMM Black | Crucial / DDR5 16GBx2 / 6000MHz | ARC | \12,900 |
ストレージ | SanDisk Extreme M.2 NVMe SSD – 2TB (SDSSDX3N-2T00-G26) | SanDisk / M.2 2280 / PCIe4.0 / r5150 / w4850 | SanDisk | ¥17,820 |
合計 | \139,519 |
セールで得はできたのか?
結果、 1,150円 安く買えた!
が、うーん・・・いやこの程度だと誤差か。結局のところ今回狙いのパーツ達にはさほどセールによる恩恵がなかったってこと。残念!
性能比較
おまけというか備忘録というか、せっかくなのでアプグレ前後でベンチマークテストをいくつか実施し、どれくらい性能アップしたか確認してみる。
PC構成
比較の前にアプグレ前後のPC構成。
今までのPC | 新しくなったPC | |
---|---|---|
ケース | Silencio S600 | →(変更なし) 裏配線スペースが極狭過ぎて水冷だと配線がキツイ、次は買い替えか・・・? |
マザーボード | TUF B450-PRO GAMING | MPG B760M EDGE TI WIFI |
CPU | AMD Ryzen 5 3600 | Core i5 14600KF |
CPUクーラー | リテール | MasterLiquid PL240 Flux White Edition |
メモリ | F4-3600C19D-16GSXWB W4U3600HX1-8G | Crucial Pro Overclocking 32GB Kit (16GBx2) DDR5-6000 UDIMM Black |
グラフィックボード | GG-RTX2060SP-E8GB/DF | →(変更なし) ※買い替え予定 |
ストレージ(Cドライブ) | XPG SPECTRIX S40G | P44 Pro (SSDPFKKW512H7X1) |
電源 | RAIDMAX THUNDER RGB 735W (RX-735AP-R) | →(変更なし) ※マザボのCPU補助電源用ケーブル(8PIN)が1本しかない、次は買い替えか・・・? |
グラボ換装後の最終的な構成。(2025/04/04 追記)
今までのPC | 新しくなったPC | |
---|---|---|
ケース | Silencio S600 | →(変更なし) |
マザーボード | TUF B450-PRO GAMING | MPG B760M EDGE TI WIFI |
CPU | AMD Ryzen 5 3600 | Core i5 14600KF |
CPUクーラー | リテール | MasterLiquid PL240 Flux White Edition |
メモリ | F4-3600C19D-16GSXWB W4U3600HX1-8G | Crucial Pro Overclocking 32GB Kit (16GBx2) DDR5-6000 UDIMM Black x2 |
グラフィックボード | GG-RTX2060SP-E8GB/DF | ZOTAC GAMING GeForce RTX 5070 SOLID |
ストレージ(Cドライブ) | XPG SPECTRIX S40G | P44 Pro (SSDPFKKW512H7X1) |
電源 | RAIDMAX THUNDER RGB 735W (RX-735AP-R) | →(変更なし) |
比較結果
主要なベンチマークソフトでなんとなく測定した結果のまとめ。以降で個別に見てみる。

グラボ換装後のグラフィック関連ベンチマーク結果。(2025/04/04 追記)

CPU性能
ざっくり 200% 以上の性能アップ。
3DMarkのCPUで 288%、CONEBENCHのMulti Coreで 248%、PassMarkのCPU MARKで 235%。
CPU温度も70℃台で安定、・・・気温1桁という環境でのベンチマークテストだったけどな。
で、何と言っても今回購入した Core i5 14600KF は同性能帯のCPUに比べるとめちゃくちゃ安価(1万円以上は安い)。他に気になる点があるとすれば例の不具合のみ・・・






グラフィック性能
CPUの性能アップに伴いスコアは微増しているが、ぶっちゃけ現状維持。
まだグラボ買ってないしね。仕方ないね。






グラボ換装後のグラフィック関連ベンチマーク結果。(2025/04/04 追記)






ストレージ性能
単純な読み書きだと 300~400% の性能アップ。(SEQ1M Q8T1 で Read 1588→7129、Write 1409→5009)
ちなみにSOLIDIGN(ソリダイム)は元IntelのSSD部門だったということで性能や耐久がまともな製品であることを期待して購入したが、耐久はしらんが性能は良いね。

Monster Hunter Wilds ベンチマークの結果
(2025/04/05 追記)
RTX5070に換装したのでWildsベンチも測定。下記はすべてプリセット「ウルトラ」で測定。
設定 | スコア | 平均FPS |
---|---|---|
フレーム生成:ON レイトレーシング:OFF | 23181 | 136.18 FPS |
フレーム生成:ON レイトレーシング:高 | 21794 | 127.48 FPS |
フレーム生成:OFF レイトレーシング:OFF | 29081 | 85.78 FPS |
フレーム生成:OFF レイトレーシング:高 | 27977 | 82.52 FPS |
※フレーム生成ONで低スコアになるのは、フレーム生成自体に負荷がかかるためらしい(公式参照)




性能は必要十分。
当初の目標だった「WQHDで120fps以上」を満たせてもいる。気になる点は、フレーム生成ONだとなんとなく映像に違和感を感じるので OFF にし、プリセットを下げて遊ぼうと思う。
(おまけ)ROPs の確認方法
(2025/04/04 追記)
RTX50系の特に上位モデルで ROPs (性能に直接影響し得るユニット)が少なかったり多かったり問題が発生しているので、(今回購入した5070は対象外だろうが)念の為、確認方法をメモっておく。
最新のドライバを適用
最新のGPUドライバを適用する。
ROPsを確認できるツール
GPU-Zで確認可能。下記サイトから入手。

実行し「ROPs/TMUs」を確認。

RTX50系のROPs。(引用元)
種類 | ROPs |
---|---|
RTX5090 | 176 |
RTX5080 | 112 |
RTX5070TI | 96 |
RTX5070 | 80 |
さいごに
期待していたほどブラックフライデーというイベントの恩恵は得られなかったけど、結果としてPCの性能は2~3倍程度アップできたし、まぁよかったかなと。
残るは肝となるグラボだけど、来年早々RTX50シリーズが発売されると噂がされているのでそれに期待して待機。ただ、あまりにも価格と性能とが不釣り合いなら Radeon 7800XT を購入しちゃうかなぁ・・・。
(2025/04/05 追記)
Wilds用にPCのアップグレードを考え始めた頃はRTX50シリーズのリリースが近いという理由でグラボの買い替えを保留していたが、なんだかんだで RTX5070 に換装でき、当初目標にしていた「MHWildsをWQHD120fps以上で遊べるスペック」は狙い通り達成できた。
余談になるが、本来のグラボ買い替え予定は RTX5060TI の性能が出てからと考えていたが、定価の5070を見かけてしまい色々と自分の中で言い訳を並べ立てほぼ即決でポチってしまった・・・。
まぁ、世間では RTX5070 の評判はあまりよろしくないが、もともと狙っていた RTX4070S と同価格帯だし性能もやや上回ってるので、個人的には満足してます。
※ちなみに、私はAIでも遊びたいので GeForce を選択しているが、Wildsなどゲーム目的なら Radeon のほうがコスパは良いと思う。Wildsとの相性も良さそうだしね。
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